リンゴ

リンゴの健康効果は?

リンゴには有機酸であるクエン酸やリンゴ酸、カリウム、ポリフェノール、水溶性植物繊維のペクチンなど健康効果が期待されている成分が多く含まれています。特に、「エピカテキン」「プロシアニジン」「ケルセチン」など高い抗酸化力のあるリンゴポリフェノールが注目されており、生活習慣病の予防や疲労予防・軽減、メラニン色素の過剰な生成を抑制・紫外線をカットすることによる美白にも効果が期待できるようです。また、リンゴに含まれているペクチンは「アップルペクチン」とも呼ばれ、小腸で消化されずに大腸へ届き、腸内の乳酸菌のエサとなって善玉菌を増やす作用があるといわれています。善玉菌が増え腸内環境が改善されることによって、下痢や便秘などの不調が整ってきます。リンゴポリフェノールやアップルペクチンは皮の部分にも多く含まれていますので、よく洗って皮ごと食べたいですね。

蜜入りリンゴのみつはどう入れる?

果芯部の周辺が蜂蜜色に広がってみえるリンゴの蜜。これは人工的に注入したものではありません。蜜の正体はソルビトールという糖の一種。葉で作られた養分がソルビトールとなって実に移動し、酵素によって分解され果糖などの甘い糖になりますが、熟すにしたがって酵素の働きが弱くなり、果芯部を中心に細胞の隙間に蓄えられたものが蜜となります。この蜜自体(ソルビトール)は甘みは少ないのですが、完熟の目安になります。品種によって蜜の入りやすいものと入りにくいものがあり、時間の経過とともに蜜は拡散してなくなってしまいます。また、蜜の部分が茶色く変質することもあるなど、長期保存には向かないので、おいしいうちにいただきましょう。

リンゴを使った寒い時期にぴったりのレシピ

柚子と角切りリンゴの葛湯|作り方

  1. リンゴは皮をむき、6mm角の小さいサイの目切りにする。
  2. ユズは、果汁を絞り、表皮の半量分はすりおろす。残りの皮で、松葉の飾り切りを4つ作る。
  3. クズ湯は、2人分ずつ作る。耐熱用のボウルに、クズ粉(小さじ4/12g)入れ、水(300cc)を加えて、よく溶き混ぜる。リンゴ、すりおろしたユズ皮、ユズ果汁、ハチミツ、砂糖をそれぞれ半量ずつ加え、よく混ぜる。
  4. (3)をラップなしで、電子レンジで3分間加熱する。取り出して、くず粉が底に固まらないよう、サジを使って底から全体をしっかり混ぜ、再び電子レンジで2分間加熱する。
  5. 再び取り出してよく混ぜ、最後に1分間加熱する。全体にしっかり火が通り、透明感が出るまで、様子を見て加熱時間を加減する。よく混ぜて、とろみが均等になったら、カップに等分に注ぐ。残りの半量も、同様に作る。
  6. 飾り切りにしたユズの皮をのせて、出来上がり。