国内産の天然ウナギはさておき、養殖ウナギならば、いつでも安定して食べられるように思われがち。

でも、すべての養殖ウナギは、日本近海にやってくる天然のウナギの稚魚（シラスウナギ）を捕獲して、育てられています。

ウナギの生態には謎が多く、どこの海で産卵し、孵化するのか？シラスウナギになるまでの成長過程は？といったことが、詳しく確認されていないんだとか。

しかし、資源保護と安定供給の面からも、天然資源に依存している状態から脱却し、完全養殖を行うため、研究が続いています。

ところが最近、今までわからなかった産卵場所がほぼ特定されたり、人工孵化と飼育に成功したというニュースもあり、研究者の努力が実りつつあるようです。近い将来、完全養殖のウナギが食べられるようになるのかも、しれませんね。