切り干し大根にも色々ある?

m_467切り干し大根の煮物といえば、水で戻した切り干しダイコンを、だし汁と調味料で煮含めたもの。作り置きしやすく、常備菜としてもおなじみですね。

 

ダイコンは、現在では一年中手に入れることが出来ますが、本来は冬の作物。干しダイコンは、古くから作られてきた保存食のひとつです。

日に干すことにより、保存性の向上はもちろん、生のダイコンとは違う独特の風味や甘味、かみ応えが生まれ、食物繊維やカルシウムなどの栄養素が増します。

 

よく見かける「切り干し」以外にも、様々な干しダイコンが作られています。例えば、丸ごと干した「丸干し」に、縦割りにした「割り干し」、小口に切った「花切り」など、切り方の違いもあれば、加熱してから干したもの、そして雪国と温暖な地域といった、気候による製法や仕上がりの違いもあります。

 

また、ハリハリ漬けやタクアン漬けなども、干しダイコンがあってのものです。和食ばかりに使いがちですが、干し野菜の一つと考えてみると、中華や洋風の献立にも使えるものです。例えば、スープに加えたり、パスタの具にするなど、気軽に活用してみましょう。

 

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