春の山菜、苦味も栄養になる?

m_472春は芽吹きの季節。少しずつ寒さがゆるんでくると、春の山菜を色々と目にします。

タラノメやツクシ、フキノトウのほろ苦さ、セリ、ウドの香りなど、これらの山菜には、普段食する野菜とは違う味わいがありますね。

 

山菜の持つ苦味やえぐみといった独特の風味は、主にポリフェノールによるものです。ポリフェノールは元々、厳しい気候や虫、動物といった天敵から、植物自らを守るために作り出された物質なのだとか。

ポリフェノールといっても色々と分類されますが、強い抗酸化力を持ち、血行促進、代謝促進などの作用があるんだそうです。

 

ホルモンバランスを崩しやすい春は、肌荒れを起こしたり、体調を崩しやすい季節でもあります。そこで、生命力にあふれる山菜などを食べて栄養をとるのは、理にかなったことなのかもしれません。春に芽吹くもの、旬を迎えるものには、ヨモギ、菜の花、フキ、タケノコなど他にも色々とあります。

栄養面はもちろん、見た目や味わいからも、春の訪れを楽しみましょう。

 

おすすめコンテンツ

初めての薬膳

教えて薬剤師さん

日本の郷土料理