シラウオとシロウオは違う魚?

m_266春を告げる魚として知られている、シラウオとシロウオ。地方によっても呼び方が変わり混同されがちですが、実は違う種類の魚なんです。

どちらも日本各地の汽水域(海水と淡水が交じり合う水域)に生息する半透明の魚ですが、シラウオ(白魚)は、体長10cmほどのサケ目シラウオ科の魚。昔は東京の隅田川でもよく獲れたそうですが、数の減った現在では全国的にその漁場は限られるようです。シロウオ(素魚)はスズキ目ハゼ科の魚で体長は5~6cm、主に西日本で漁獲されます。

 

どちらも「踊り食い」で知られますが、シロウオは死後急速に味が落ちるので、一般に冷凍や釜揚げなどで流通しているのは、シラウオでしょう。またどちらも吸物や卵とじ、かき揚げなどでもおいしくいただけます。

 

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