鏡餅を「切らず」に「開く」ワケ?

m_303鏡餅は、神々にお供えする尊いもの。鏡開きとは、正月の間に神々にお供えした鏡餅を手や木槌を使い小さく割って、雑煮や汁粉などにして食べることで、この一年の無病息災を祈るものです。

 

鏡餅を刃物を使って「切る」ことを避けるのは、元々は武家社会で始まった行事だからなんだそうです。「切る」は「切腹」などを連想させるので、運を「開く」といった縁起の良さにかけています。

 

また、乾燥して硬くなった鏡餅を手で欠いて、あぶり焼いて食べたことが、かきもち・おかきの由来になったんだとか。

 

鏡開きが行われるのは、地域によっても違いはありますが、現在では1月11日が一般的です。元々は20日に行われていたのが、徳川三代将軍家光の命日が20日となってしまったため、以降は11日に変わったんだそうです。

 

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