鶏卵(たまご)

CM006_L脳の血管障害を防ぎ、若さと健康を守る栄養食品。

 

1695年に出版された『本朝食鑑』を見ると、たまごを日本で食用として使いはじめたのは江戸時代からのようです。

価格が安定して大量生産が可能になった昭和30年代頃からは、消費が飛躍的に増えました。

 

日本はイスラエルに次ぐ世界第2位のたまご好きの民族であり、日本人1人あたりの年間たまご消費量は平均すると320個にもなるそうです。

 

以前には、コレステロールが高いとして敬遠されていましたが、卵黄に含まれているレシチンに血中コレステロールを溶かす作用があることから、健康な人であれば1日1個ぐらいなら心配はないといわれるようになりました。

さらに、レシチンには血管を掃除し、脳の血管障害を防ぐ効果があるので、ボケ防止などの効果も期待できるでしょう。

 

また、ビタミンC以外の栄養素をすべて含んでいる優秀な食品であり、体内への吸収率も半熟の場合は96%にもなります。若返りのビタミンともいわれるビタミンEも多く含んでおり、過酸化脂質の生成を防ぐはたらきがあって、老化や糖尿病予防にも効果があるとされています。

そのほか、たんぱく質も多く、脳やからだの若さを保つうえで優れた食品といえるでしょう。

 

[主な栄養素]
ビタミンA効力 | ビタミンB2 | ビタミンD | 鉄 | たんぱく質
[効用]
動脈硬化 | 心臓病 | 糖尿病 | 老化 | 肌のトラブル
[選び方のポイント]
たまごは普通卵のほか、有精卵や飼料で栄養強化したヨード卵、放し飼いの地卵があり、大きさはSSからLLまでの6種類に分かれています。重量感があり、殻の表面がざらついているものを選びましょう。
[おすすめレシピ]