キャベツ

EM019_Lキャベツは胃腸病に優れた効果あり。

 

キャベツの歴史はたいへん古く、ギリシャ時代には薬として用いられ、ローマ時代になると健康維持食として食べられていました。

日本へは江戸時代にオランダ人によって伝えられたといわれています。

日本で野菜として本格的に食されるようになったのは、明治時代になってからです。キャベツの名前の由来は英語名のキャベジ(頭のようなかたちをした野菜の意味)がなまったものと言われています。

 

栄養素としては、ビタミンCが豊富に含まれ、大きい葉1枚で1日の必要量の70%を摂取することができます。

キャベツにはビタミンCのほか、ビタミンKが含まれ、血液を凝固させたり、骨を強くして骨粗鬆症を予防する作用があります。またビタミンUも含まれ、通称キャベジンと呼ばれていて抗潰瘍作用があり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防や治療に効果があります。

またビタミンK・Uは痛風の発作を防ぐほか、硫黄、塩素などのミネラルも含まれていて、胃腸内で液化吸収を助け、消化不良による不快感を防いでくれます。

 

[主な栄養素]
ビタミンC | カリウム | カルシウム
[効用]
胃潰瘍 | 十二指腸潰瘍 | 便秘 | 骨粗鬆症
[選び方のポイント]
春のキャベツはふわっとしていて、丸みのあるもの。冬キャベツは濃緑色でつやがり、締まっていて重みがあるもの。切り口がみずみずしいもの。
[おすすめレシピ]