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生産者との絆と品質管理

創業期から変わらない製造へのこだわりが味のクオリティを守っています。

取り扱うナッツのすべてを輸入に頼っているからこそ、同社がなおざりにできないと考えているのが生産者との結びつきです。ナッツは木が成長して収穫できるまで5年以上の歳月がかかります。その間も天候に気を配り、手間を惜しまず世話をしてくれる農家と信頼関係を築くことが、品質を保つためには大事です。育成期間中は購買担当者や品質管理者が年に何度か産地に赴いて農家とコミュニケーションを図り、農園の環境にも目を光らせています

ナッツに対する日本の品質評価基準は世界と比べてはるかに厳格。粒が不揃いでしわがよっている程度なら他国では許容範囲ですが、日本で直食用として販売するなら論外。味に大差はなくても不良品扱いになってします。日本人が好むのは粒が揃い傷のない見た目に美しいナッツ。市場のニーズに応えより高ランクなナッツを買い付けるため、東洋ナッツ食品ではさらに厳しい独自の品質評価基準を設けています。

粒を揃える選別作業も念入り。原料の段階、加工後、製品化前と少なくとも3回は行い、ふっくらと大きく食べ応えのある一粒を厳選しています。こうした堅実な努力の積み重ねが「世界ナンバーワンの品質」と言い切れるほどの自信につながっているのです。

手間をかけて引き出す味

東洋ナッツ食品の商品。味付け商品はうま味調味料を加えることで塩分を控え、日本人好みの味に改良しています。

東洋ナッツ食品では創業以来、加工にも並々ならぬ情熱を注いできました。味と風味を常にベストな状態でお客さんに提供するため、大量生産を行わないのがポリシー。自社で加工専用機械を開発しナッツの種類ごとに回転数や火力を微調整したり、毎年のナッツの出来に応じてレシピも作り変えるなど、きめ細やかな製法で素材の味を最大限に引き出しています。

とことんおいしさにこだわり、オリジナルの製法やレシピを検証しているのは専任の研究者たち。しかし熱心さが増すあまり、生み出した加工方法は「やや非効率」とも言えるのだそう。たとえば、アーモンドをローストするのに他社では熱風を当て短時間で焼いているとすると、同社では直火で長い時間をかけて火を通し、ムラが出ないように製造者たちが常に気を配るといった具合。生産量は他社に比べてぐんと少なくなりますが、しっかりと手間と時間をかけたぶんだけナッツは応えてくれ、香ばしさや歯ざわりが格段に違ってくるのだと言います。

「水分を生かしながらじっくり加熱した当社の無添加アーモンドは、お客様から甘いというお声をいただいています。ピスタチオは色鮮やかなグリーンを損なわないように焙煎し、くるみは独特の苦味を嫌がる人のために渋みを抑えて甘みを引き出す製法を生み出しました」と話すのはフロンティア開発室の大谷奈津実さん。ナッツ生産者が手塩にかけて栽培してくれた思いに報いる意味で、私たちも手間を厭わず製造するのが使命だと語ってくれました。

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