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お客さんの不調や悩みに寄り添い癒す

昔から料理が得意で大好きだという谷さん。
食材は余すところなく使い切る

自然豊かな風景がほっと心を和ませる三木市で、3年前にオープンしたwhole foods kitchen credo。完全予約制で始めたランチとディナーは「食べるヒーリングコース」と題し、月の満ち欠けの周期に合わせたその日だけのメニューや、事前に体質や悩みの聞き取りを行ったうえで体調に合わせたオーダーメイドのコースを準備。食生活のアドバイスやカウンセリングも行うなど、お客さん一人一人に寄り添うスタイルが評判を呼び、いつしか市外からも予約が入るように。

「最初のころは、地元のおじいちゃんおばあちゃんたちが、近くにお店ができたからと来てくださっていました。でも『これが味噌汁?』と味の薄さにびっくりされることもありました。それでも何度か召し上がっていただくと『野菜の味がする味噌汁ってこういうことね』と理解してもらえて。マクロビオティック食をたまに食べるだけでも、考え方や舌に変化が生まれるのはおもしろいと思いましたよ」と目を細める谷さん。

今年の5月からは念願だった神戸の地に移転オープンし、再始動。カフェの献立と調理、料理教室の講師は谷さん、スイーツ作りと食事指導や講座の講義は米澤さんが担当し、それぞれの得意分野に磨きをかけて、新たな挑戦が始まります。

心も体も解きほぐすナチュラルランチ

現在は予約なしでもランチやお弁当、スイーツなどをいただける気軽なスタイルに。トレーいっぱいに運ばれてきた週替わりランチ「玄米と有機野菜ごはん」は、揚げ物あり、焼き物あり、煮物ありでボリューム満点。1食あたり20種類は使うという有機野菜の彩りもカラフルで食欲をそそられます。野菜が中心だと単調になりがちな味付けにも、手間を惜しまずひと工夫。素材本来の味を引き出すように、自然由来の調味料で甘み、塩味、酸味、苦み、旨みのバランスを取りながら五感を刺激。噛みしめるたびに滋味深さがあふれてきます。

玄米と野菜が主役のランチ。
玄米は大地の栄養を吸収した不耕起栽培のもの

「体に良いものを食べていると意識しながら口にするのと、ただ漠然と食べるのとでは体内での栄養素の吸収が変わってくると思います。この"意識すること"が思いのほか大事。気持ちがないとマクロビオティックを実践してもなかなか効果が出ません」と谷さんからのアドバイス。

早い人なら1週間くらいでデトックスが始まり、その変化は起こり続けるそう。デトックスの方法は人それぞれで、尿、便、汗、呼吸で排出されることが大半。デトックスがスムーズに進むと、ダイエットに成功したり、性格が前向きになったり、肌がきれいになったり。個人差はありますが、多くの人がうれしい変化を実感できるようになるそうです。さまざまなデトックスを目の当たりにしてきた米澤さんは「湿疹やかゆみを伴ったり、わけのわからない感情がこみ上げて泣いたりわめいたりする人もいますが、これもデトックスの一種。ヨガやウォーキングなどの運動を日課としている人は、反応が早いという印象があります」と十人十色の変化を語ります。

表面的な毒素は体外に出やすく、体の奥のほうに長年溜まっていたような毒素は数年経ってようやく排出されることも。マクロビオティック歴10年の谷さんと7年の米澤さんもまだ変化の途中。日々変わり続ける自分の心身を楽しみながら観察しているそうです。

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